【S10 最高レート1995(+α?)】 ブリムオントリル+バニラインテレオン
目次
はじめに
初めまして、ケンジと申します。
この記事は、シーズン10で最終日前日に瞬間10位(レート1995)を達成し、最終日もしばらく10位~30位代をうろうろ出来た構築の記事になっています。
最終日に10位や11位になったときのレートがいくつだったのか分からないので、タイトルでは最高レート1995(+α?)としています。
1桁順位を目指した結果、最終233位(レート1853)まで溶かしてしまいましたが、構築のエースの弱保ダイホロウブリムオンがこの環境ではものすごく強いと感じたので、その辺りについて書きたいと思い記事を書くことにしました。
↓最終日前日のレート
↓最終レート
最終日は友人のナポルト君(TNベルナドット)と一緒に徹夜してレートをやったのですが二人ともレートを溶かしてしまいました。徹夜してポケモンをやるのは良くないのかもしれません。
レンタルチームID: 0000 0005 9WFP FV
構築経緯
今シーズンの序盤は何が強いのかさっぱり分からず、適当に組んだ構築を使って対戦していく中で、モロバレルに強いトリル構築を作れれば強いんじゃないかと思ったのでバレルに厚いトリル構築を目指して構築を組み始めました。
トリルエースには、キノコの胞子が効かなくて火力があるポケモンが良いと思い、個人的に使い慣れているブリムオンをとりあえず採用。
個人的にブリムオンは、耐久も耐性もあまり無いので基本的に死にだしか後攻蜻蛉などから出したく、タイプ一致のエスパーとフェアリーがどちらも「抜群を取れる相手は少ないが等倍範囲がとても広いタイプ」なので、相手のポケモンを等倍で倒せるように隣で火力サポートが出来ると良いと思っていました。
そのため、トリル始動をする並びとして、「ある程度耐久があってキノコの胞子にも耐性がありブリムオンの火力補助が出来るトリル始動役」と「この指or怒りの粉+自主退場技が使えるポケモン」の2匹を採用しようと思いました。
初手の並びで相手に全然圧力を与えられないのは嫌だったので、怒りの粉が使えて火力もあって、このルールでは速めなS100族なのでトリル1ターン目に後攻蜻蛉がしやすいウルガモスを採用し、ウルガモスでは相手のモロバレルのキノコの胞子や防塵ゴーグル持ちの挑発などが吸えないので、その両方を無効に出来、影打ちでブリムオンの弱保を起動できるメンタルハーブパンプジンを採用。
ここまでで、トリックルームを貼るときの選出は
後発 ブリムオン+「適当な単体性能高めのポケモン」
で良さそうだなと思ったので、
ウルガモスパンプジンでトリルを貼れない相手(リザキュウコン、霰パ)や、トリルを貼ってもその後が厳しい相手(セキタンザン等)と戦う用のサブプランを作ろうと考え、折角ウルガモスというS高めの高火力特殊アタッカーがいるからダイアークビート的な感じにしたいなと思い、セキタンザンやリザキュウコンとある程度戦えてダイアークが使えるインテレオンを採用。ダイアークに乗っかるアタッカーとしてストリンダーが強そうだったのでとりあえずストリンダーを採用しました。
ダイアークビートをするときの選出は
先発 インテレオン+ストリンダーorウルガモス
後発 ウルガモスorストリンダー+「適当な単体性能高めのポケモン」
になるなと思い、また、トリルする選出もトリルしない選出もアタッカーが特殊に寄っているので、「適当な単体性能高めのポケモン」は物理が良いなと思い、このルールでトップの単体性能がある物理アタッカーのウーラオスを採用。水タイプはインテレオンがいるので悪タイプの方を採用しました。
この構築()でもレート1930くらいまでは行けたのですがストリンダーの枠が別のポケモンでも良いかもと思い、また、リザキュウコンと良く一緒にいるパッチラゴンの処理がダイアーク選出だと厳しかったり、
スクリューおびれカマスジョー+ストリンダーみたいなのや、雨+ナットレイみたいなのに対して、トリル選出でもダイアーク選出でも勝てなかったりしたので、
ストリンダーの枠を、それらの問題を解決出来そうなスカーフバイバニラに変更し、この6体で最後まで潜ってました。
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個別解説
ブリムオン@弱点保険(特性:マジックミラー)
実数値:164-X-116-206-123-30 冷静 (S個体値0)
努力値:252-0-4-252-0-0
技構成:ワイドフォース、マジカルシャイン、シャドーボール、マジカルフレイム
キョダイマックス個体
トリル選出のエース。
シャドーボールの枠は結構色々試していて、無難な守るや、威力140のダイサイコが打てるようになってダイマリザードンやダイマポリZをワンパン出来る未来予知などにしたりもしていたのですが、守るや未来予知よりも圧倒的にシャドーボールの方が強かったのでシャドーボールを採用しました。
弱保発動後のダイホロウで
H252振りダイマックスブリムオンが確1
HD特化輝石サマヨールが50%の乱1
また
弱保が発動していないブリムオンのダイホロウ+後述のパンプジンのパワーウィップでH252振りダイマアシレーヌを96.06%で倒せます。
相手のサマヨールをワンパンしてトリル返しを防げたり、ブリムオンミラーで同速勝ちしたら圧倒的有利、同速負けしても自傷しなければまあまあな有利になれたり、ダイマアシレーヌを何もさせずに倒して残りのトリルターンに暴れることが出来たりするのが本当に強かったです。
また弱保が発動した後のブリムオンが相手の耐久低めのポケモンをダイホロウで倒すと、裏のウーラオスの火力が上がってウーラオスで処理出来る相手が増えたりもしました。
パンプジン(特大サイズ)@メンタルハーブ(特性:おみとおし)
実数値:191-134-142-X-127-53 勇敢 (S個体値0)
努力値:244-12-0-0-252-0
H...16n-1
この構築のトリル始動役。
相手の特殊技をギリギリ耐えることがたまにあったのでDにぶっぱしていますが、D努力値を24削ってその分Aに振ると、ブリムオンのダイホロウ+パワーウィップでH252振りダイマックスアシレーヌが確定で落とせるようになるので、そこまでAに振っても良いかもしれません。
トリックルーム下でモロバレルの怒りの粉やキノコの胞子を無視できてまあまあな火力がある点はとても強かったのですが、草タイプな分晴れパや霰パに出せないのが弱みかなと思います。
ウルガモス@イトケの実(特性:炎の体)
実数値:172-72-86-174-127-167 臆病
努力値:92-0-4-148-12-252
技構成:熱風、虫の抵抗、怒りの粉、蜻蛉返り
HB...陽気悪ウーラオスの暗黒強打耐え
C...配布モロバレルをダブルダメ熱風で95.3%の乱2
S...最速
D...余り
トリルを貼るときのサポーター兼ダイアークビートのアタッカー。
トリックルーム1ターン目に後攻蜻蛉がしたいので最速にしています。
持ち物は色々悩み、防塵ゴーグル ラムの実 バコウの実 等も使っていましたが、
ダイアーク選出をするときにストリンダーの枠がバイバニラになった影響で相手の水タイプ(アシレーヌ等)が重くなったので、相手の水タイプに虫の抵抗を入れて火力を下げて被害を抑えながらダイマインテレオンでアシレーヌを攻撃して裏のパンプジンの圏内にする動きをしやすくしたかったのと、
こちらが先発ウルガモス+パンプジンで、相手の先発にラプラスがいた時に初手虫の抵抗+守るを安定行動にしたかったのでイトケの実にしています。
インテレオン@命の珠(特性:激流)
実数値:146-X-85-177-85-189 臆病
努力値:4-0-0-252-0-252
技構成:狙い撃ち、悪の波動、エアスラッシュ、吹雪
キョダイマックス個体
普通のインテレオン。
守るが欲しい場面もたまにありましたが、攻撃技4つ全て必要だったので守るは切りました。
キョダイソゲキが特性無効なおかげでトリトドン入りのセキタンザン構築にも強いのが強かったです。
似たようなことができるポケモンとしてスクリューおびれカマスジョーがいますが、カマスジョーの耐久を信用出来なかったのでインテレオンにしました。
バイバニラ@拘りスカーフ(特性:雪降らし)
実数値:147-X-105-162-115-144 臆病
努力値:4-0-0-252-0-252
割と普通のスカーフバイバニラ。
最速カマスジョーや、ダイジェットを1回積んだパッチラゴンの上を取りたいので最速スカーフで採用しています。
吹雪、凍える風、フリーズドライまでは確定で、残り1枠に欲しい技が無かったので、ほぼ負けの状況から勝ち筋を作れる可能性がある絶対零度を採用しました。最終日にツボラキと1回当たった時にしか打たなかったので、普通の構築相手にスカーフ絶対零度で好き放題暴れるみたいなことは経験出来ませんでした。
ウーラオス(一撃の型)@気合いのタスキ
実数値:175-182-120-X-81-163 陽気
努力値:0-252-0-0-4-252
技構成:インファイト、暗黒強打、見切り、不意打ち
キョダイマックス個体
普通のタスキウーラオス。
ストリンダーの枠がバイバニラになったことで、ダイアーク選出をしたときに霰ダメージでタスキが潰れるようになってしまいましたが、
・トリル選出をするときにトリルターン中にパンプジンが倒されてウーラオスが出てくることが良くあるので、トリルターンが切れるまで待つために見切りを打たないといけないことが多く、拘りアイテムを持てない
・トリル選出のラス1ウーラオスがタスキを持ってることがめちゃくちゃ強かった
・タスキや拘りアイテム以外で強そうな持ち物が全然無い
などの理由からタスキで使っています。
このポケモンをダイマックスさせる機会があまりないので、キョダイと非キョダイのどちらが良いのかよく分からなかったのですが、一度キョダイマックス個体にしてしまっているのでとりあえずそのまま使ってます。
選出
基本選出1
先発 +
後発 +
トリル下でダイマブリムオンが暴れて、トリルが切れた後にウーラオスがフィニッシャーになる選出です。
基本的には1ターン目は 怒りの粉+トリックルーム
2ターンもウルガモスが生き残ってたら 蜻蛉返りブリムオン出し+守るorパワーウィップ
ウルガモスが1ターン目で倒されてたらブリムオンでトリルターンを最大限活用して暴れられます。
6割くらいの対戦でこの選出をしてました。
基本選出2
先発 +or
後発 の中から2体
ダイアークビート的な選出にしたつもりでしたがダイアークを打たない試合も割と多かったです。
晴れパ、霰パ、セキタンザン、カマスジョー、ナットレイ入りの雨パなどに対して主に出していました。
大体の場合インテレオンがダイマします。
改善案?
ウルガモスを1発で倒せるポケモン+悪ウーラオスorポリゴンZを初手に投げられた時にトリルが出来なかったり、岩雪崩持ちのポケモンを初手に出された時にウルガモスが岩雪崩1発で倒されるせいでパンプジンが1回怯むだけでピンチになったりしていたので、ウルガモスの枠をミストバーストピクシーとかにして、パンプジンの持ち物をナモの実とかにした方が良いかもなぁと最終日3日前くらいからちょっと思っていたのですが、ウルガモスの枠をピクシーにするとインテレオンやバイバニラの枠も変える必要があり、その辺りをどうすれば良いのかが思い付けなかったので今シーズンは最後までこの形で使ってました。
来シーズンもこれと似たような構築を使うならウルガモスをピクシーにして、バニラインテレオンの代わりに入る良い感じの2体を見つけることが出来れば強いかなと思っています。
また、ウルガモスをピクシーにするならトリル始動役は挑発に耐性がなくても良いので、トリル始動役をパンプジンではない防塵ゴーグルを持った別のポケモンにしても良いかも知れないです。
終わりに
構築記事を書くのは今回が初めてだったのですが、自分が組んだ構築を振り返って文字に起こしてみると、ぼんやり感じてた構築の問題点や良かった点をはっきりと認識出来たので、今後も良い感じの構築が組めたら結果が微妙でも構築記事を書いてみようかなと思いました。
今シーズンはレート2000目前でうろうろ出来ていたので2000に乗っけて終わりたいなと思ってしまい最後溶かしてしまいましたが、最終日にレート10位代をうろうろするようなことはこれまでしたことが無かったので、成長が実感出来たシーズンでした。
またいつかレート2000を目指して頑張りたいなと思います。